因果関係

人工知能と人間は本当に違うのか

かつて1人部屋で物思いに耽っていたとき、これまでの自分を覆してしまうような恐怖に襲われた。自分の吐き出す言葉は、実は全て誰かの受け売りではないか。自分らしさと思っていた自分の考えは、実は全て誰かの考えを真似ているだけなのではないか。自分が自…

失敗と成功との違い

悪い結果の原因を分析したとしても、成功には繋がらないと思う。繋がるとすれば、悪い結果と良い結果とが表裏一体の関係のときであり、すなわち失敗しないことが成功でなければならない。 同様に、悪い結果の原因を分析し続けることは、結論の強化でしかない…

知ると出来るとの違い

知ることと出来ることは違うとは言うが、何がそうさせているのだろうか。 知ることが出来ることで無くてはならないものにマニュアルがある。例えばファーストフード店でのキッチンでは、従業員はとにかくマニュアル通りに動くことが求められる。あいつはマニ…

原因を考える

結果を得たとき、とりわけ悪い結果得てしまったとき、こうなった原因は何であろうかと考える。時間を遡り、あのときのあれがいけなかったのかなんて思いながら、原因を探していく。そうしてようやく見つけた原因をもとに、次はこのような馬鹿なことはしない…

「セックスはなぜ楽しいか」への違和感

毎日のようにセックスをし、今日のセックスはとびきりに面白かったな、一昨日のマグロみたいなセックスとは大違いだな。そんなセックスライフとは程遠い、武者修行みたいな生活を送っている私ではありますが、セックスはやはり魅力的なのです。だからなんだ…

反省するとはどういうことか

進化論的な説明(「なぜ人間の性はこんなにも奇妙に進化したのか」など)に違和感を覚えて以来、「因果」という言葉にやや敏感になった。統計(データ解析)で耳にする「相関関係は因果関係では無い」というものも、以前はそりゃそうだとぐらいにしか思って…

男女関係を力学的に捉えてみる

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と言われている。 つまり、天が人を生み出すに当っては、人はみな同じ権利を持ち、生まれによる身分の上下はなく、万物の霊長たる人としての身体と心を働かせて、この世界のいろいろなものを利用し、衣食住の…

因果関係は論理的なのか

原因と結果について述べるとき、「ならば」を用いることがある。この「ならば」を普段は論理概念として捉えているが(少なくとも私はそうであった)、少し立ち止まり「ならば」について考えてみると、本当にそれで良いのかと思えるところがある。 論理概念と…

進化論的説明への違和感

「利己的な遺伝子」「人間の性はなぜ奇妙に進化したのか」がどうも面白くない。なぜ面白いと思えなかったのか?説明の面白さはどうであれば訪れたのだろうか? 両本の論理展開が誤っているとは思わない。少数の法則によって様々な現象を説明している本の内容…

「やりたいことがわからない」について

自分が本当にやりたいことは何なのか?本当にやりたいことがわからないままで、どのように仕事を選べば良いのか? 日常的にやりたいことはある。けれど、いざ何が本当にやりたいのかを問いだすと途端に答えられなくなってしまう。人生を通じて何をやり遂げた…